【210回 平成28年2月 かこいや池袋店】

第210回謳粋会の記(会長 若山 宏)

  今回は第2木曜日が祝日に当たるので開催日 と して適当かどうか不安であった。 幹事会で開催日を変更するのは好ましくないということで予定通り開催日となる。 そこで、参加人数が気になっていた。 だが18名の参加者でほっとした。

 廣瀬さんにお手伝いをお願いし、 池袋西武で待ち合わせ。 諏訪(長野県)の真澄 「うすにごり純米吟醸」 ・佐賀県の天吹「純米吟醸 雄町 生」 ・新潟の「越後雪紅梅 初しぼり純米無濾過生原酒」3本を購入し、かこいや池袋店に向かう。 お店はかなり古く見えるようにした古民家風の造りでの個室でなかなかの風情である。

 定刻になり 1名が未着であったが、 時間がとれたといって最後に参加申し込みをした五十嵐さんに乾杯の音頭をお願いし、 いつもの会を開始することに。五十嵐さんは弟の立青さんの著書 「あなたのまちの政治は案外、 あなたの力で変えられる」 の紹介。是非書店で購入をとの依頼のお願いをした。

 お店は持ち込んだ酒を小分けするとっくりを氷で冷やしていてくれた。 このサービスは大変良いと思った。初めてであったので本当に感激した。 ビールの後、真澄うすにごり純米吟醸から飲む。 宮坂酒造は最近すごくおいしい酒を造っていて、 うすにごり生は初めてであった。廣瀬さんに相談して買うことに。日本酒度-2であったので、甘めであると想像していたが、 さほどでは無い。 意外とあっさりしていて結構飲める。 美味しいと感じた。天吹 純米吟醸 雄町生も美味しい。この酒は少し辛く感じた。結構飲みやすい。 初しぼり純米無濾過生原酒は試飲してこれに決めた。 新潟の酒はあっさりしていて本当に飲みやすい。 中辛で度数が18° 私は原酒が好きなのだと実感した。 本当に美味しい。

 

料理 「荒汐部屋直伝」鶏塩ちゃんこ鍋コース

【先 付】 黒豆豆腐

【造 里】 三種盛合せ 鮪 鰤 真鯛

【菜 鉢】 しらすと大根のサラダ

【魚焼物】 河豚一夜干し 鮟鱇の柚子味噌焼き

【鍋 物】 「荒汐部屋直伝」鶏塩ちゃんこ鍋

【止 肴】 あん肝ポン酢

【食 事】 鮭といくらのわっぱ飯

 

先付けの黒豆豆腐は量が少なくそうかという感じ。 お造りの刺身は活きが良くしかも身が厚く食べると本当に美味しかった。 菜鉢はサラダの量が多く 口直しにも丁度良かった。 鍋物のちゃんこは荒汐部屋直伝のアジで本当に美味しかっ

た。 最後の一滴まですくって飲んだ。 焼き物のふぐはつまみとして最高。 日本酒に良く合う。 鮟肝も美味しかった。 食事のわっぱ飯も〆としては美味しかった。

 会はいつもの楽しい風景を醸し出している。平成卒の人が参加すると会の雰囲気が明るく変わるような気がする。 楽しい笑い声が方々から聞こえてく る。美味しい料理とおいしい酒。何も言うことは無い楽しいひととき仲間(同窓生)で過ごす。

あっという間の2時間。集合写真を撮って解散となる。

【209回 平成28年1月 福の花四谷店】

第209回謳粋会の記(会長 若山 宏)

 今回は山口県の肴と獺祭を含めた山口県の酒たしなむ会である。 お店は四谷駅の直ぐ側福の花四谷店だ。 今回は酒の持ち込みはなし。 お店に着いたらいつも早めに来ている武藤さんがいた。 その武藤さんから苦言をいただいた。 お店がわからず路の人に尋ねてもわからない。探すのに30分もかかったと。新宿通りに面していてビルの上の方に大きい袖看板があるのに・・・・

  今回の参加者数は 17名であったが、 前日に安井さんから不幸が生じたので欠席との連絡。 開始数時間前に菊地さんからねんざした足の痛みが激しくなって今日の会は期待していたのに残念という電話が入った。 早速お店に電話。 店長の好意でキャンセル料がなしになったのでほっとした。今回は新人が参加すると連絡があり、恒例(新人に)の乾杯の音頭をお願いするつもりでいたが会場に来て彼は遅くなりそうだと聞いたので、 急遽飯塚さんに変更し、新年の挨拶を含めてとお願いした。 定刻になり、2名未着であったが、いつもの会を始める。 乾杯の音頭は飯塚さんに。

 獺祭「純米大吟醸」/長門峡「特別純米酒」/原田「純米酒」/雁木「純米生原酒」/男山「銀撰」/東洋美人純米吟醸山猿「特別純米」/山頭火「本醸造」/五橋「本醸造」/宝船「本醸造」/八千代「純米」の内獺祭純米大吟醸から飲むことに。一升瓶を開封して、 小分けして各テーブルへ。さすがに飲みやすい。 すっきりして味わいがある。 吟醸酒の軽い感じ。 飲み後の感じも良い。 美味しく感じる。 次に東洋美人純米吟醸を飲む。 この酒も本当においしい。 飲みやすくしかも酒であると自己主張している。雁木純米生原酒をのむ。これもおいしい。私には原酒が好きなのでこれは美味しく感じた。 しかしこのことは好みの問題でどれも本当に美味しい。結構東洋美人が受けていた。 私はさらに原田の純米酒を飲んだがこれは前のとの差を感じた。

 

料理は

【酒菜】 酒菜盛り合わせ

【冷菜】 冷菜三種盛り合わせ

【鍋物】 牛モツのとんちゃん鍋仕立て

【焼物】 黒かしわ炭火炙り焼き柚子吉胡椒添え

【鮮魚】 鯨赤身刺し

【蒸物】 甘鯛西京漬けせいろ蒸し

【〆】 川棚温泉『瓦そば』 特典として『とらふぐ刺し』が付きます。

 

 酒菜は 山口のウルメイワシ・ノドグロのひもの焼きでこれは美味しかった。板わさは抹茶の練り込みで、橙色をしたのはユヅの練り込みだそうだ、 かまぼこの味がして美味しかった。 豚肉はかの高原豚で薄い味つけで煮込んだものでこれも美味しかった。 トラフグの刺身は切り身が熱く噛むと甘みを感じた。冷菜の梅干しは蜂蜜漬けで甘く柔らかく美味しかった。 鍋物は牛の小腸を大きめに切って物でこれも美味しかった。 出汁も良くきいていて私は好きな出汁であった。 鮮魚の鯨赤身刺しは柔らかくこれも美味しかった。 焼き物の鶏はそれなりにという感じ。 蒸し物は甘鯛の西京漬けのせいろ蒸しであま り西京漬けの特徴がでていないと感じた。 〆は川棚温泉瓦そばでソバが瓦の熱で焼けて香ばしくなるそういうソバであった。 これはこれでああそうかという感じ。

 今回の新人は昭62高卒の池田誠さんで飯塚さんの専攻の後輩ということで、飯塚さんが謳粋会に誘ったということであった。東大の教授ということで結構忙しく、 開始からかなり遅れてきた、 一息ついたところで自己紹介をお願いした。 結構日本酒が好きということで時間がとれれば参加したいとのことであった。

 会はいつもの会。 今回は新人が参加したので方々で彼を囲んで盛り上がりを見せていた。楽しそうな会話、笑え声聞こえてくる。美味しい料理おいしい酒、何もいうことは無い。あっという間の二時間。玄関の入り口で集合写真をとって解散となる。

【208回 平成27年12月 さくら水産池袋店】

第208 回謳粋会の記(会長 若山 宏)

 今回のお店は忘年会を兼ねさくら水産池袋店である。さくら水産は低価格のお店である。料理は長戸さんに交渉をお願い。当日まで誰を知らない。参加者数は16 名。いつもの年よりは少なめであった。廣瀬さんにお手伝いをお願い。西武池袋店の酒売り場で待ち合わせ。

 試飲販売をしていた秋田の飛良泉 マル飛1901 山廃純米酒と石川県の宗玄 しぼりたて純米生原酒を2 本購入。升新で南部美人 純米吟醸 生原酒を追加計3 本にする。

 参加者は定刻前に続々到着してが、定刻近くになっても2 名が未着であったがいつもの通り定刻に会を始めることに。乾杯の音頭を桜井さんにお願い。ビールが行き届き乾杯の発声で会が始まった。この時期のビールも美味しい。空気が乾燥しているせいだろう。日本酒は「南部美人」から呑む。この酒は特別限定酒とのことだが、本当においしい。日本酒度+5 度で辛口を謳っている。原酒だから呑んだときしっかりした酒の存在感を出張している。呑んだ後すっきりしていて、キレを感じる。私はこの酒が好きだ。「飛良泉山廃純米酒」は日本酒度+1 で普通は甘さを感じるのだがこの酒はそれを感じさせない。山廃の酸味があるからだと思う。すっきりした味わい。本当に美味しいこれも呑みやすい。「宗玄しぼりたて純米生原酒」は新種の香が良く、原酒なので飲み口も良い。辛口でしかも濃醇であるから肴にも合う。私には酒は原酒が美味しい。

 

料理

ゆでタラバガニ

海鮮寄せ鍋

刺身盛り合わせ

鯖の焼き物

先付け

揚げ物

食事

にぎり寿司

 

 席には既に、タラバガニ・鍋・刺身が置いてあり、乾杯の後それらから食す。本来なら先付けなど軽いメニューから始まるのだが・・・・タラバガニは冷凍を解凍した物でパサパサしたものであった。寄せ鍋は本当に美味しかった。出汁がよく出ていた。具は魚が新鮮で特に真螺が美味しかった。刺身盛り合わせはウニが多分バフンウニで甘みがあり、本当に美味しかった。他の魚も新鮮で美味しかった。焼き魚はアジだという人がいてそのつもりでいたが、よく見ると鯖であった。この鯖も美味しかった。先付けは枝豆がそれなりに美味しかった。揚げ物は食しなかった。食事はピザで食事としたが何で出たのかわからない。むしろ締めのうどんの方が良かったと思う。デザートはアイスエクレアで口直しとしては美味しかった。

 会はいつもの楽しい会。メンバーが固定化されてきたせいかかなり和んでいる。方々で笑い声。嬉しいことに飲んだ酒はこれがどうだとかという声が聞こえてくる。そういう声が聞こえてくると酒を選ぶ努力が報われた気がする。本当に時間が経つのが早い。あっという間の2 時間。大野さんに締めの挨拶をお願い。集合写真を撮って解散となる。

【207回 平成27年11月 牡蠣&創作Dining SHIKI赤坂見附店】

207回謳粋会の記(会長 若山 宏)

 今回のお店は牡蠣&創作Dining SHIKI ‐四喜‐ 赤坂見附店の料理で部屋大きさの関係ですぐ近くの「ビアガーデン かき小屋」である。このお店は牡蛎を売りにしていて、今年の収穫の解禁日は半月遅れで、値段が高めに推移しているとの報道がなされていたので多少気になる。

 いつものように廣瀬さんにお手伝いをお願い、四谷の鈴伝で初めて目にする日本酒を購入。奈良の三輪の水で造るみむろ杉 純米吟醸・愛知県西尾市の奥 生<数量限定>純米吟醸原酒・宮城県大崎市の 愛宕の松 純米大吟醸 飛龍の3本である。今回の参加者は当初18名で有ったが、体調不良と突然の用事で2名の欠席者が出て16名となる。お店に着くと既に2名の方がいた。会の場所は結構広く22名が使える広さで、十分すぎる。店の人と打ち合わせ。座る場所の確認をする。定刻になったが珍しく遠距離の相澤さんが見えない。早速確認をとる。近くまで来ているとのことでほっとした。ビールが行き届いたので乾杯の音頭を今井さんにお願い、いつもの会が始まる。

 私は四谷の鈴伝から歩いてお店に来たので、ビールがおいしく感じた。のどが潤ったところで日本酒にかえる。まず西尾市の奥生純米吟醸原酒から呑むことに。アルコール度数が高いと口に入ったときの感じが違う。夏の酒15度だとなんとなく水っぽく薄く感じる。日本酒度+2だけれどこころもち辛く感じる。呑んだ後も味がすっきりしている。この酒はやはりおいしい酒だ。みむろ杉 純米吟醸 山田錦は三輪山の伏流水で造られた酒で、口にすると、さわやかですっきりした飲み心地。この酒もおいしい。純米大吟醸 飛龍は3.11震災で蔵が崩壊し、新たに場所を移して新しく造られた川崎蔵(天賞酒造の蔵)で醸造した酒だそうです。この酒は食中酒で食事と良く合うとのこと、日本航空の機内で利用された酒でそれが評判を得た酒だそうです。純米大吟醸としては値段も安く、飲んだ感じはすっきりした辛口で酸味も有りおいしく感じた。今日の酒も満足である。本当に日本酒は美味しくなった。

 

料理は

三陸真かきのオイル漬け

たっぷりチーズのシーザーサラダ

生カキ3個盛り。カクテルソース添。

新鮮 本日のお刺身三種盛り合わせ

合鴨の赤ワインソース仕立て 合鴨→牛肉

真サバ 西京漬け焼き

shiki特製 かき土鍋飯

本日のデザートアイス

 

 牡蛎のオイル漬けはビールのつまみとして本当に美味しかった。サラダは新鮮でこれも美味しい。生牡蛎は三種類のソースが付いていて、それで食してみたが、それぞれの味が合っているとは思わなかった。私にはレモン紅葉和えの味が好きだ。次に土鍋飯出てきてそれは大変美味しかったが、飯がでてくのは速すぎると思った。これで飯を食しすぎると後の酒が美味しくなくなる。出す順序を考慮すべきだと思う。出された合鴨がどう見ても牛肉で有る。店からの説明が無い。最初に変更を伝えるべきだと思う。真さばの西京漬けは、西京漬けの甘さが感じられなく、〆さばにしては酢が緩い。何か良くわからない感じ。デザートのアイスクリームは量も多く締めにはぴったりであった。

 会はいつもの楽しい会。方々で楽しい笑い声。本当に打ち解け合った姿が目に付く。時が経つのが早い。あっという間の2時間。最後に集合写真を撮って解散となる。

【206回 平成27年10月 鮮や一夜 八重洲店】

 第206 回謳粋会の記(会長 若山 宏)

  今回は東京駅八重洲口のすぐ側、海の幸の新鮮さを謳っている「鮮や一夜 八重洲店」である。廣瀬さんにお手伝いをお願いし、四谷の鈴伝で待ち合わせ。安井さんが日本酒を持ち込むと連絡があったので、どこの酒を持ってこられるのかを確認。長野の普通酒ということなので、普通酒ということの意味を安井さんに伝え、飲む量を考えて日本酒3 本を購入することに。

 和歌山県の雄町 純米吟醸雑賀・長野県上田市の亀齢 ひとごこち純米吟醸(ひやおろし)・茨城県笠間市(友部)の郷の誉れ 純米大吟醸である。

 お店は改装が終わったばかりのようで、大変きれいであった。隣の部屋は空席で私たちだけの利用で貸し切り状態という感じ。相澤さんが今年も全員に栗を持参。ありがたくいただく。参加者メンバーにない佐藤さんが現れる。佐藤さんは参加の連絡をしたという。お店と交渉したが、料理は間に合わないとのこと。長戸さんがアルカルト料理に変更と言うことで話し合いが着く。参加者は17 名となる。

 定刻になり、いつもの会を始めることに。ビールが行き渡ったので、乾杯の挨拶は鈴木さんにお願い。湿度が低いせいかビールがおいしい。お店に頼んで冷やしていたお酒を飲むことに。最初は茨城の郷の誉れ 純米大吟醸。この酒は須藤本家、日本最古の創業を謳っている。値段の高い酒山櫻桃(ゆすら)で知られている蔵である。しっかりした酒の重さしかも柔らかく呑みやすい。本当においしい。次の雄町 純米吟醸雑賀は名前の通り雑賀衆の一員で、明治に創業とのこと。この酒もしかりできていてさわやかな香りで、酸味も有り丁度よく飲みやすい。本当においしい。最後の亀齢ひとごこち純米吟醸(ひやおろし)もおいしかった。アルコール度数は15 度と低めだが、酔いが廻っていたようでそれもまずく感じさせない。日本酒度もマイナスなのに甘さを感じさせない。呑み後もすっきりしていておいしかった。私には飲み続ける(後になるほど)ほどに日本酒らしく感じられた。本当に日本酒はおいしくなった。

 

料理

【先 付】 西山酒造の酒粕豆冨

【前 菜】 〆鯖の南蛮漬け、冷やしナス胡麻たれ、里芋の田楽

【サラダ】 10品目の彩りサラダ

【お造り】 海の幸 四点盛り合わせ

【煮 物】 金目鯛と根菜の煮付け

【蒸 物】 茶碗蒸し

【焼 物】 牛カイノミ肉の炙り焼き

【お食事】 海鮮とイクラのバラちらし

【甘 味】 本日のデザート

 

 先付けの酒粕豆腐はチーズのような味で酒のつまみに良く合う。前菜の里芋や冷やしナスもおいしかった。サラダはサラダである。トマトが新鮮であった。お造りの刺身は小さすぎて味が良くわからない。煮物の金目鯛は軽い甘たれでおいしかった。焼き物の牛カイノミ肉は香ばしく、しかも柔らかいので本当においしかった。こんなおいしいのは滅多に無いと思う。デザートもおいしかった。料理はなかなかの物で満足である。途中で長戸さんが体調不良でリタイヤというハプニングがあったが会はいつもの会。方々で楽しい会話の花が咲いている。笑い声が聞こえてくる。

 時間の経つのが早い。あっという間の2 時間。一階路上で記念写真を撮って散会となる。