第200 回謳粋会の記(会長 若山 宏)
今回のお店は秋葉原駅直ぐそばの居酒屋湊一や秋葉原店である。廣瀬さんにお手伝いをお願い、いつもの四谷鈴伝で待ち合わせ。愛媛県西条市の賀儀屋純米吟醸無濾過生原酒おりがらみ 袋吊り斗瓶囲い・群馬県藤岡市の流輝 純米吟醸 舟絞り無ろ過 生・と新潟県奈良県天理市の花巴 山廃純米吟醸 ひとごこち 無濾過生原酒 うすにごり 26BY・新潟県南魚沼市の扁平精米 おりがみ火入れ 純米酒4 本を購入。
昭50 年卒の星川さん急遽葬儀が入り欠席となり今回の参加者数は21 名。初参加者が昭41 年卒の野口さんと平成7 年卒の大久保さんの2 名で会としては大変うれしい限りである。
定刻前に参加者全員がそろう。最近は皆さん定刻にそろうようになった。定刻通り謳粋会を開始することに。乾杯の音頭をいつものように初参加の野口さんにお願いビールで乾杯。もう一人の初参加の大久保さんに自己紹介をお願い。いつもの楽しい会が始まる。
参加者が二つのテーブルに別れているのに、料理が三つに分かれて出されてきた。そこでお店と交渉、料理はテーブルに二個ずつ出してほしい。テーブルをまたいで料理を取るのは難しいのではと。本当に前から言っているのだが客に対する配慮が欠けていると思うことが多いのではと。ビールの後持ち込んだお酒に移行。まず値段が高かった「賀儀屋番外純米吟醸無濾過生原酒おりがらみ 袋吊り斗瓶囲い」から飲む。飲んだ感じ、これは美味しいと思った。さわやかで、薄く香りが有り、のみ心が良い。少し甘さがあるが、ぴりっとした刺激もある。こんなお酒もあるのだなという感じ。「流輝 純米吟醸 舟絞り無ろ過 生」も美味しかった。少し辛口で吟醸酒の軽さが有り、口当たりも良かった。値段も手頃で良いと思う。
「花巴 山廃純米吟醸 ひとごこち 無濾過生原酒 うすにごり 26BY」を飲む。普通山廃つくりは純米酒だがこの酒は純米吟醸と謳っていた。飲んでみようと興味を抱いた。ひとくち口に入れると酸味が一気に広がり、今まで飲んでいた酒との違いがくっきりと醸し出していた。
これが山廃だと誰にもわかる味であった。でもこれはこれで美味しく感じた。酸味以外は薄香りと、純米吟醸の軽やかさを感じる酒であった。「扁平精米 おりがみ火入れ 純米酒」は扁平精米で普通の精米と違うと廣瀬さんが言うので、どのような物かという意味で購入した。お店の主人が、新潟で私自身が見つけて購入してきた酒だとのこと。私は既に酔いが回ってきていたので、味わいの記憶がなくなっていた。でもまずくはなかった。結構飲めた。たぶん美味しい酒であったのだと思う。
料理は
【先 付】 西山酒造の酒粕豆冨
【前 菜】 鯵の南蛮漬け
帆立のガーリックバター焼き
炙りサーモンのポテトサラダ
【サラダ】 10品目の彩りサラダ
【お造り】 海の幸 六点盛り合わせ
【煮 物】 金目鯛と根菜の煮付け
【蒸 物】 茶碗蒸し
【焼 物】 牛フィレ肉の炙り焼き
【お食事】 海鮮とイクラのバラちらし
【甘 味】 本日のデザート
先付けの酒粕豆腐は豆腐ようと違い意外とあっさりしていた。これはこれで美味しかった。前菜三種は味もしっかり付いていて酒のつまみにはもってこいである。お造りは魚の新鮮さにいまいちだが、真普通であった。煮物は金目鯛であるがしっかり煮付けていた美味しかった。蒸し物は茶碗蒸しであった。これも美味しかった。焼き物牛フィレ肉は意外と軟らかくソースとも合い美味しかった。お食事を私は取らなかった。総括すると料理は居酒屋にしては、しっかり味つけがしていて美味しかったと思う。
初参加の大久保さんは日本酒が好きでしかも純米派、こんなに美味しい酒が出るとは思っても見なかったとうれしそうに話していた。逆井さんは退職後の就職が終わったが、新しい就職先が決まり、次の仕事が楽しみだと楽しそうに語っていた。
会はいつもの世代を超えた楽しい会。方々で笑い声が絶えない。
今回は女性の参加者が長戸さん一人。紅一点であった。時の経つのは本当に速い。あっという間の2 時間。終わりの挨拶の前に、久松さんから謳粋会200 回記念行事の企画の説明があった。
その後集合写真を撮り散会となる。
第199 回謳粋会の記(会長 若山宏)
今回は上海酒場新宿三丁目店。久々な新宿しかも、中華料理。料理を期待してお店に向かう。その前に伊勢丹本店で日本酒浦霞特別純米酒(宮城)と福来純米吟醸超辛口18(茨城)を購入。伊勢丹から地下街を通ってお店に向かう。お店は三光町の交差点に面している一角。
新宿三丁目は学生時代から定年近くまで、飲むとしたら三丁目という感じだったので、うろ覚えで入った路をどんどん進。しかし感じが違う。おかしいと思い道行く人にこのまま真っ直ぐゆくとどこへ行きますかと尋ねたら、花園神社方面に行くとのこと。慌てて伊勢丹まで戻る。副都心線が開通して地下街が大幅に拡張したのに気づかされる。
お店に到着後、直ぐにお店の担当者と打ち合わせ。18:30 開始20:30 に終了することで料理の配膳を確認。
定刻になりまだ、3 名が未着であったが、いつものように会を開始することに。鰻の山ぎし以来の参加の横手さんに乾杯の音頭をお願い、ビールで乾杯。彼は別に体調壊していたわけでなく、元気なうち見てみたい国を歴訪していたと語っていた。遅れていた2 名が乾杯の直前に到着。あと一名が未着である。
最初は浦霞特別純米酒から飲む。浦霞は塩竃の酒で以前から美味しい酒と名が通っている。震災で工場が被災し一時製造を中止していたが今は再開している。辛口で私は好きな酒である。期待を違わず、結構味が濃くその割に飲みやすい。いい酒だ。次は福来で真壁の酒だ。本当に辛口である。吟醸酒にしては、香りが少なく飲みやすい辛口である。中華に合うと思い選択した酒。私はお店の瓶紹興酒を多く飲む。2 本持ち込んだお酒はあっという間になくなる。横手さんはもう日本酒はないのという。この会は本当に日本酒が好きだ。
料理はメニューと違っている可能性があるので、久松さんにチェックをお願いした。
1.旬菜前菜五種盛合せ
2.車エビチリソース
3.鶏肉のタマネギ炒め
4.エビ入りサラダ
5.北京ダック(自慢料理)
6.ブロッコリーのアワビのせ
7.水餃子
8.あつあつ小籠包
9.XO醤チャーハン
10.フカヒレスープ
11.自家製杏仁豆腐
(アワビの醤油煮・鯛の姿蒸しはなかった。水餃子は店からの提供)
珍しく、前菜はみずみずしく大変美味しかった。エビのチリソースもぷりぷりして辛みも優しく本当に美味しく感じた。鶏肉少し油ぽく感じた。北京ダックは、生春巻きでこれはこれで美味しかった。後は飲む方がメイーンで、小籠包・水餃子が冷めてしまい感想が言えない。量もそこそこ多く味も悪くはない。
会はいつもの会。方々で笑い声、楽しそうな会話が聞こえてくる。ルーブルが安くなっているのでロシヤ旅行が良いのではなどの声も。小野さんが欠席なので長戸さん・安井さんと支払いに。今回も消費税が外税になっていた。私は内税だと言って確認をとる。本当に商道徳はどこにという感が強くする。終了15 分前頃から帰り支度が・・・
締めの時、200 回からの連絡は、北川さんから櫻井さんに担当が変わるのでよろしくとの報告があった。また200 回は4 月になるので記念行事は7 月に行う予定で計画中。その時はよろしくとのこと。お店の外で集合写真を撮って解散となる。
今回のお店は京野菜と鮮魚のセイロ鍋・海香る炊き込み御飯・フカヒレ土瓶蒸し付と謳う銀座居酒屋「風鈴」である。初田さんにお手伝いをお願い、いつもの四谷鈴伝で待ち合わせ。安井さんから日本酒の差し入れがあると連絡をいただいていたので、それを考慮し初田さんと相談の上で、栃木県の「仙禽 無垢純米吟醸」、山口県の「東洋美人純米吟醸」辛口2 本を購入することに。会場に着くと永井さんの顔がある。北川さんからの連絡によると参加者は17 名とのこと。そこには永井さんの氏名がなかった。早速1 名追加のお願いをした。
定刻になりまだ3 名が、未着であったがいつもの会を始めることに。珍しく6 時半にビールがピッチャーででていた。乾杯の音頭を山田さんにお願い。飯塚さんに、寺村さんに連絡を取るようにお願い。彼は会のことを忘れていて今家にいるとのこと。1名欠席が確定。遅れていた2名が到着これで全員そろう。
安井さんが旅行中に見つけた秋田県の金賞受賞の大吟醸 北秋田を飲む。このお酒はこくがあまりなくあっさりしている。私にはそれほどとも思わなかった。仙禽無垢純米吟醸は大変美味しく感じた。適当な甘さそして辛さ。飲みやすい。東洋美人純米吟醸辛口は思った通りの辛さ。それなのに酒の甘さも感じる。結構酒のこくもある。辛口を好きな人にいい酒だ。
コース内容(全10 品)
【歓迎】 豪華海鮮の土瓶蒸し ~フカヒレと穴子の共演~
【前菜】 イクラのせ創作茶碗蒸し ~朝採れ卵を使用~
【前菜】 ホタテのフライ
【前菜】 京風 生湯葉の蟹銀餡かけ ~ほぐし蟹身をふんだんに~
【刺身】 旬の鮮魚5点盛り ~漁港直送鮮魚を使用~
【揚げ物】 有機野菜と赤海老の天麩羅盛り
【鍋】天然海の幸と有機野菜のセイロ鍋 ~金目鯛や蟹のエキスが広がる~
【食事】 海香る豪華炊き込み御飯 ~鮮魚をふんだんに散りばめました~
【創作料理】厳選金目鯛の酒蒸し
【甘味】 特製栗羊羹 ~四季香る濃厚ドルチェ~
歓迎の土瓶蒸しは食した記憶がないので、写真で探したが見当たらない。前菜は彩りがきれいであったが食したときそれほどの味わいがない。刺身は普通であった。鯛の酒蒸しはポン酢で食したがこれは美味しかった。セイロ蒸しのエビと鯛も美味しかった。お店の印象は、最初好印象であったが、気を遣っている風であるがどこか抜けている感じ。料理が最後まで持たない。予定より15 分ぐらい早く終わったのはその関係であるように思えた。さらに料金の支払いで、税別で計算。小野さんが気づきお店と交渉。無事解決。ともかくお店の質が落ちているような気がする。
会はいつもの楽しい会。笑え声が絶えない。あっという間の2 時間。集合写真を撮って解散となる。
* 当日キャンセルはお店にとって無効なので、充分気をつけてください。(本人払い)
第197 回謳粋会の記(会長 若山 宏)
前回は料理の量が少なく、不満が残るということなのでともかく品数が多い店を選ぶことを重視した。味はともかく品数は多い海鮮個室居酒屋 逸品宴 池袋東口にした。
お酒は池袋の地酒販売店升新で鳥海山おおにごり純米生酒としぼりたて超辛口純米酒船中八策を購入。初田さんにお手伝いをお願いし西武池袋店で蓬莱泉 純米しぼりたて・田中酒造の純米吟醸生原酒を購入。計4 本である。
参加人数21 名であったが、当日インフルエンザにかかったと連絡があり欠席者一名が出て20 名となった。定刻になり、予定通り謳粋会を始めることに。しかしまだ一名が到着していない。友人が連絡を取るとまだ家にいて今日の会を忘れていたとのこと。結局19 名参加となる。
大野前東進会の会長に新年の挨拶をしてもらい、乾杯の音頭を久しぶりに参加した永井さんにお願いしいつもの会が始まる。事前にお店の担当者に、定刻に始めるので、その体制をとるようにお願いをしていたのに、会が始まっているのに乾杯のビールが来ない。私が催促に行った時に、ビールをビアグラスにつぎ始めた。乾杯をしてもおつまみが何もない。店長と思われる人に厳しくクレームをつける。
お酒は秋田の鳥海山おおにごりから飲む。このお酒は日本酒度1.8 度にごりとしては辛口で、それなりに飲める。発酵酒ではないのでピリ辛感がないが、意外と口当たりが良い。宮城の純米吟醸生原酒を飲む。この酒は西武で試飲して買ったお酒。値段も4000 円強である。結構いける酒。参加者の感想を聞いたら美味しいという意見。原酒なのでアルコール度数も高い。この酒の田中酒造はホームページを作っていない。探したが詳しいことは良くわからなかった。次は愛知県の蓬莱泉純米酒は値段が手頃で初田さんがこの酒が美味しいと言うことで買った。結構飲みやすい。 高知県の司牡丹が出している船中八策は日本酒度が+8 度でかなり辛口である。これも私には合う。本当に日本酒は美味しくなった。
料理は
【1】サメの軟骨~梅肉と大葉添え~
【2】逸品宴旬魚と新鮮野菜のサラダ
【3】和牛ハラミ焼き
【4】チーズフォンデュ
【5】旬魚5点盛り合わせ
【6】海鮮カルパッチョ
【7】有頭海老一本塩焼き
【8】熊本産 銘柄桜肉の馬刺し盛り合わせ
【9】合鴨ロースの燻製
【10】自慢!選べる鍋 寄せ鍋
【11】雑炊セット
【12】本日のデザート
料理は結構美味しかったが、後で解ったのだが何しろオーナーが中国人で、店長らしき人も中国人。店員も。チーズフォンデュは電気で温めるのにコンセントがない。だからチーズが暖めたのが固まる。旬の刺身は会の最後の方に出てきた。料理数も本日のコース内容の印刷物を渡し、既にでた物と出ていない物の確認をとってもらった。そのようなお店であった。しかし料理そのものは悪くはない。寄せ鍋も美味しかった。馬刺しも。特に、私には美味しく感じたのはサメの軟骨でコリコリしていて梅肉と良く合っていた。
会は41 高卒が9 名でほぼ半分である。しかし、参加者は顔見知りが多く学年の差には違和感がない。本当に楽しそうである。本当に溶け合っている。
いつの間にか2 時間。あっという間である。集合写真を撮って参会となる。
第196 回謳粋会の記(廣瀬 巳良)
12 月11 日、第196 回謳粋会を寺村さん(平6卒)がオーナーの「浅草おと」で開催した。
夕方には朝からの雨も上がり、寒さもそれほど厳しくない日和である。浅草おとは浅草ビューホテルの道を挟んだ反対側にあった。浅草駅からはちょっと離れている。持ち込みの日本酒を四谷「鈴伝」で三本購入した。にごり酒一本と無濾過純米酒二本である。
今回の参加者は23 名となった。同期が経営する店での開催のためか平成卒が4名も参加である。
お店への一番乗りは山田さん、大野先生も早い時間に席につかれた。定刻になったが平成卒の方々の顔が見えない。ほどなく若山謳粋会会長の挨拶で開演となった。席には瓶ビールが準備され、飯塚東進会会長の音頭で乾杯となった。若山会長はどうしても外せない用事で早々に退席された。後の酒当番に突然小生廣瀬が指名された。
お通しの茶碗蒸しが運ばれてきた。皆のビールが無くなっているので追加をお願いする。持ち込みの日本酒のうちにごり酒を供するため片口とぐい飲みをお願いしたがなかなか出てこない。用意されたのは生ビール用ピチャーとお猪口である。一升瓶からお猪口に注いだり、ビールのグラスに注いだりして対応した。愛知県西尾市山崎合資会社の純米吟醸生原酒「全量にごり吟醸 奥」(酒米:夢山水(奥三河産)、度数:18.5 度、精米歩合:60%)はにごりの濃い造りである。甘いかと思い口に含んだが吟醸香が拡がり引き締まった旨みで満足出来る。
お造りが運ばれる。ぶり、金目鯛、マグロ(?)、小さな切り身が各人一切れ。少なすぎる。鍋用の野菜が準備され、またかなり時間をおいてしゃぶしゃぶ用の豚肉が出てきた。
平成卒の皆さんが席に着いた。お酒は二本目に入る。群馬県藤岡市松尾酒造㈱の純米吟醸舟搾り無濾過一回火入れ「流輝(るか)」(度数:16 度、精米歩合:60%)は、まろやかで旨みのあるお酒である。盃を重ねたくなる。
薬味が運ばれ、豚しゃぶを食べる。温かい料理で冷酒が進む。三本目は千葉県一宮町稲花酒造㈲の純米吟醸無濾過原酒「1787~炎~(Homura)」(度数17~18 度、扁平精米歩合60%)となった。芳醇で重厚なお酒がゆっくりとのどを通り一段と体を弛緩させる。心地よい。テーブルにはサラダが運ばれ、間をおいて手羽先のから揚げが出てきた。持ち込んだお酒が空になってきたのでお店のお酒に助けを求めた。各テーブルに話の輪がいくつもでき、皆の笑顔が広がる。写真班がグループ毎にスナップを撮っている。鍋には雑炊が出来ている。瞬く間に鍋が空になった。
料理のひとつひとつは美味しかったが、量が少ない。常にテーブル上に料理のない状態である。個人での客には良いが団体には不向きである。お店も団体の客を想定していないのかもしれない。冷酒用グラスや片口の準備もない。冷水、グラスなど何を頼んでも反応が遅かった。