【第195回 平成26年11月(木) ラ・コモディタ神保町店】

第195回謳粋会の記(会長 若山 宏)

 今回のお店は久しぶりにイタリヤ料理のお店ラ・コモディタ 神保町店である。学士会館のすぐ側にある。廣瀬さんにワインの購入をお願い。 私はネットで調べ小川町にある地酒専門店神田泉屋で大雪渓特別純米酒を一本購入する。

 今回の参加者数は当初15 名であったが、飯塚さんから平成高卒の若い3 名が参加すると前日に連絡あり、お店と交渉し参加者の増加のお願い。18 名のつもりでいたが、開始直前菊池さんが現れる。連絡したつもりだがとのこと。早速、席を増やしてもらう。結果19名の参加である。

 定刻になり、初参加の五十嵐立青(平9 卒)さんに乾杯の音頭をとってもらいいつもの会が始まる。五十嵐さんはつくば市議から前回のつくば市長に立候補。残念ながら惜敗であった。彼は今後の日本再生のため農業が重要で有り、障害者の自立のための職業として農業従事者として向いているのでは熱く語りそれを実践しているといっていた。

 五十嵐朝青(平6 卒)さんの同期生である寺村さんが場所を間違えて20 分ほど遅れて到着。これで全員そろう。彼にも挨拶お願い。彼はベンチャービジネスをやっているとのこと。その一つとして浅草で和食のお店を経営している、よろしければ謳粋会で利用していただければありがたいとのことであった。また、彼は5 年間中国に滞在し、そこで今の奥さん(中国人)と結婚。滞在5 年間の唯一の成果だといっていた。

 乾杯の瓶ビールが私には本当においしかった。瓶ビールもおいしいことに久しぶりに気がついた。ビ-ルの後お店の赤ワインを飲む。このワインが私においしく感じた。ほんの少し甘めで、澱があるような重めの感じ。私には合う。その後、持参した大雪渓特別純米酒を開ける。この酒は神田泉屋さんが独自に注文して造った酒で、アルコール度数は16.5度。原酒に近い度数である。酸味が有り、辛口で本当においしかった。しかも飲みやすい。

 泉屋の店主は辛口の酒は日本酒度だけで決まるのではなくアミノ酸度・酸度などからみ合ってきますとのことであった。

 

料理は 一皿(4~5 人)

本日の野菜のバーニャカウダソース イワシのオーブン焼きシチリア風

鯵のマリネ モルタデッラソーセージ 鶏レバーペーストのブルスケッタ

海老、アボカド、ブロッコリーのマヨネーズ和え

自家製サルシッチャソーセージと白菜の粒マスタード和え

彩り野菜のサラダ 本日のピッツア2 種類 本日のパスタ2 種類 本日のお肉料理

本日のデザート

 

前菜は結構いけた。手が込んでいた。ピザはそれほどでもなかったが、スパゲテーは美味しかった。ただどれも一口ぐらいの量なので味を楽しむというほどのことではない。大食いの私には物足りない。

会はいつもの会。方々で笑い声が絶えない。本当に楽しい会だ。 時が経つのは速い。あっという間の2 時間。集合写真を撮って解散となる。安井さんが西川さんから来年の動物絵の暦を預かり参加者全員に配布。お土産と手に帰路につく。

【第194回 平成26年10月(木) 神田小川町 桃源郷】

第194 回謳粋会の記(会長 若山 宏)

 今回のお店は新鮮な魚貝を売りにしている和風居酒屋 桃源郷である。廣瀬さんにお手伝いをお願い、いつもの鈴伝で待ち合わせ。お酒の秋バージョンで結構おいしそうなお酒が目に入る。栃木の「鳳凰美田 純米大吟醸生」・岐阜の「撫瓜 番外」・石川の「天狗舞純米山廃ひやおろし」・滋賀の「喜楽長夢銀河純米大吟醸」の4 本を購入。

 お店は神田小川町にある。丸ノ内線淡路町駅のすぐそば、定刻前に19 名全員そろう。

 今回の参加者は19 名の内、今までは31 年高が結構多く参加していたが、3 名である。その替わり41 年高9 名と多い。

 乾杯の挨拶は相沢さんにお願い。いつのも会が始まる。相沢さんはここ数年この時期実家の栗を持参して、参加者に配ってくれる。今年はゆで栗で本当においしかった。有機作りで虫がいたらごめんといっていた。食べたら本当に甘かった。高山さんに最近の活動を報告してもらい会は進行。

鳳凰美田 純米大吟醸生は私には香りが少しキツすぎたが、吟醸酒らしくあっさりしていた。しかも優しく感じた。撫瓜 番外は純米吟醸でこれもおいしい。なぜ番外なのか調べたが解らなかった。天狗舞純米山廃ひやおろしは山廃では定番のお酒。でもこの酒はあまり酸味が強く感じられなかった。喜楽長夢銀河純米大吟醸もおいしかった。軽く感じ本当に飲みやすい。喜楽長は以前通っていたお店で比較的安く飲めたので銘柄は覚えていた。

今回どれもおいしく丁寧に造られたお酒。本当に日本酒はおいしくなった。

 

料理

【先附】本日の前菜二種盛り合わせ(日替り)

【季節の野菜】旬の彩り野菜の冷製サラダ

【お造り】本日の新鮮魚五種盛り

【焼き物】帆立貝のバターソテーズッキーニ乗せ(日替り)

【揚げ物】自家製手作りさつま揚げと海鮮春巻きの盛り合わせ

【浜焼】サザエ・帆立・蛤・野菜串の盛り合わせ

【御食事】皿うどん

【甘味】笹カスタード

 

 先付けはご飯の揚げ物と蛸のぬたのような感じ。それほどおいしいとは・・・季節の野菜はサラダらしくおいしい。お造りは蛸・鮪・サヨリ・鯛など活きが良くおいしく感じた。焼き物は鯖焼きであった。揚げ物は鶏の唐揚げだ。浜焼きはおいしかったが、量が問題。4.5 人にホタテ一個・サザエ一個とは?皿うどんは焼きおにぎり変更されていた。何の相談もなく、メニューの変更は問題だと思う。

会はいつもの通り粛々と進む。席は窮屈で隙間がない。移動するのはかなり難しい。それでも方々で楽しい会話が弾む声が。あっという間の2 時間、集合写真を撮って解散となる。

【第193回 平成26年9月(木) 魚々十 銀座本店】

第193回謳粋会の記(会長 若山宏)

 今回のお店は魚々十 銀座本店である。旨い魚介と酒に釜めしの店と謳っている櫻井さんにお手伝いをお願い、四谷の鈴伝で酒を購入。純米酒があると言うことなので買う本数を迷ったが、秋田のしらたき‐純米大吟醸・山形酒田の楯野川 純米大吟醸 本流辛口・東北泉 - 超辛口純米 出羽の里の3本にした。

 お店に到着したら多くの人がすでに着いていた。珍しく沼尻さんの顔がある。参加メンバーにはない。突如参加が決まったらしい。お店に大野さんから連絡したとのこと。 今回の参加者数は21 名である。久しぶりに20 名越えだ。

 定刻近くになりお店の担当者にビールの配布をお願い。前回同様今回も18:30 前に全員そろう。1 年半ぶりの参加の沼尻さんに乾杯の音頭をとってもらうことに。氏の挨拶の中で胃の全摘手術を受け、謳粋会の案内を見るたびに是非回復して参加したいという希望を胸に抱いて闘病生活を続けたということであった。私は会への一層の努力をという励ましのこととして受け止めた。料理がまだそろわないので、池和田さんに何かお話をお願いした。彼は仕事の関係でよく海外へ出かけている様子がフェースブックに掲載していたから。彼はバングラデシュの印象を話した。さらに、吉岡さんにNHK を退職したのにもかかわらず仕事が忙しく謳粋会に参加する時間がとれないといって、申し込んでいたのに当日欠席の通知があった。今回参加いただいたので、近況を語ってもらった。たまたま仕事が重なって古巣のNHK に通ったとのこと。しかし、NHK は今デング熱で有名な代々木公園のそばなので通勤にはビクビクで注意を払ったと語った。大沼さんは今回も息子さんの公演の案内のビラを配布していた。

 ビールの後「白瀑の純米大吟醸」を飲む。この酒造元は以前に活性酒ど(どぶろく)を購入。期待して飲む。おいしいのだが何か違う。でもそれほど悪い感じではない。期待したほどではない。会の終わり頃に瓶に少し残っていたのを飲む。飲んだ感じが全然違う、おいしいし、さらっとした感じ。大変おいしく感じた。たぶんビールを飲んだ後すぐに日本酒を飲むと甘く感じる。さらに温度が冷えすぎていると、重くさらに甘く感じる。「楯野川 純米大吟醸 本流辛口」は吟醸酒のさらさらした軽い感じの酒でおいしい。しかも辛口。これが吟醸酒といっている感じ。山形の他の純米吟醸酒同様おいしい。「 東北泉 - 超辛口純米 出羽の里」はともかく安い。そしておいしい。これも結構いける。この酒を燗で飲んでみたい。最近燗酒がおいしく感じるから。お店の「ぎんます(無濾過火入れ)」はお店の人に言わせると酒造米の等外品で米の値段が安いから低価格で提供できる酒だとのこと。お酒の詳細はわからない。飲んでもまずくはない。まあまである。

 

料理 ぐるなび宴席コース

先付け ; 姫サザエ旨煮

サラダ ; 魚々十シーザーサラダ

活き鰺姿造り;アジ・鮪・炙り太刀魚・炙りわらさ・ヒラメ・毛ガニ

大皿盛り; レンコン、タケノコの有馬煮・マグロ竜田揚げ・小串柚庵焼き・枝豆・湯葉

包み揚げ(トマト、チーズ))

焼き物; 赤鶏モモ炭火焼き

酢の物; 旬の貝の酢の物(ホタテ・青柳)

食事 ; ウニの炊き込みご飯・止め椀

 

 先付けでサザエが出るとは感激。姫サザエは甘辛く大変おいしい。シーザーサラダもおいしい。活き鰺姿造りはどの刺身も活きが良く大変おいしかった。大皿盛りはともかく湯葉包み揚げが本当においしかった。トマトがトマトとは気づかずこれはないというほど甘く感じた。有馬煮も竜田揚げもおいしかった。焼き物は焼きの臭いが多少気になった。貝の酢の物もおいしかった。青柳が好きなので私はおいしく感じた。食事はとらなかったがお椀は飲んだ。料理はどれも日本酒に合う料理で本当においしかった。参加者の多くもおいしいといっていた。

 会はいつもの会。本当に楽しそうに飲んでいる。話も弾んでいる。予定の2 時間があっという間に過ぎてゆく。沼尻さんは途中退場。残りの全員で集合写真を撮って解散となる。

 前回は雨天のため会場の変更をして迷惑をかけたが、やはり挑戦は必要なので冒険を覚悟で会場の選定を行うつもりだ。今後ともよろしくお願いする。

【第192回 平成26年8月(木) ニュートーキョービアホール】

192 回謳粋会の記(会長 若山 宏)

 今回のお店は銀座のニュートウキョービヤガーデンである。北海道サッポロビール園品質のラム肉をビール園特製ジンギスカンタレで焼き、ビールはサッポロビール千葉工場からの生ビールを運んでくると言うことで、東京で札幌を感じることを期待していた。ただ屋外なので天気に左右されることになるのでと思い、前もって雨用の別プランも用意していた。 天気予報は夏の安定した天気を報じていたが、台風11 号の通過後一気に景色が変わり、雨模様になってしまった。ウエザーニュースのポイント予報は18:00 以降雲が切れ始め雨が上がるとなっていた。今、雨が降っているが私はそれに賭、会場に向かった。6時前に着いたが以前雨が降っていた。店の担当者と話して、6 時半頃あがるという情報なので待つことに。しかし雨が上がりそうもない。宮本さんがスマートフォンで天気予報を見てまだ雲の切れ目が見えない。7 時過ぎ頃になりそうと言う。6 時15 分頃多くの参加者が現れる。ビヤガーデンをあきらめこのビルの1階のビアホールに移動することに。

 長戸さんが1階のビヤホールに無理なお願いし場所を作ってもらう。屋上に宮本さんが残り、後から来る人に会場移転を伝えてもらうことに。ホールとの打ち合わせはで、グルメコース(飲み放題)を頼む。そのとき料理は少し遅れますと言われた。

 定刻になり佐藤さんを除き全員そろう。そこへ場所が解らず遅れたと言いながら佐藤さんが現れる。会場移転の案内図を貼りにいっていた安井さんが丁度戻ってきた。少し遅れたが参加者全員18名がそろったので、いつもの会を始めることに。

ビールが行きわたったところで、緒方さんに初参加者恒例の乾杯の音頭をとってもらった。いろいろあったが何とか無事進行。ビールがうまい。本当にうまい。

 料理が遅いので、何かつまみをとお店と交渉。ゆでたての枝豆が出てくる。これもおいしい。西川さんは乾杯のビールの後、あまり飲めないので次の飲み物に山ぶどうサワーを選ぶ。ヤマブドウジュースが好きだからと。一口飲むと、これ何といってグラスを置く。私も一口。間が抜けた感じ。おいしくない。ヤマブドウの酸味がない。変な甘さを感じる。菊池さんが日本酒の冷酒を頼む。これもそんなに悪く感じない。まあおいしく感じる。でも私は遠慮する。本橋さんが久しぶりに参加したので、一言挨拶をお願い。

 

料理は

■前菜3品

■本日のサラダ

■ドイツ風マッシュポテトとソーセージのチーズ焼き

■チキンレッグのスパイシー揚げ

■真イカと季節野菜のソテー

■おつまみサーロインステーキ

■塩焼きそば

 

前菜はローストビーフと鮭のマリネなど。これはおいしかった。ビールによく合う。サラダは生ハムがおいしかった。野菜とも合う。ソーセージは、いつもはそのままいただくがチーズ焼きもおいしかった。サーロインステーキはステーキには薄いがこれもいけた。塩焼きそばがおいしい。焼きそばと言えばソース焼きそばか醤油焼きそばと思うが、あっさりしていた本当においしかった。

 参加者の中本さんが今日誕生日でしかも喜寿ということなので、お店に何かないか尋ねたら、花火が出るアイスクリームがあると言うことなのでそれで誕生会のまねごとをした。参加者全員にアイスクリームを会から提供することに。

 会はいつもの楽しい会。方々で会話の花が咲いている。本当に楽しそう。私も結構ビールを飲む。今日のビールは柔らかく感じる。のどごしが良い。私も結構飲む。時間のたつのが早い。あっという間の2 時間。集合写真を撮って解散となる。

原稿を書いていると何であの日だけのあの時間が雨なのかと考え込む。あれからあの時間は雨がない。本当に憑いてないなあと思う。

【第191回 平成26年7月(木) 鰻の山ぎし】

191 回謳粋会の記(会長 若山宏)

 今回のお店は夏恒例の鰻の山ぎしだ。初田さん・櫻井さんにお手伝いをお願い千駄木駅で待ち合わせ、伊勢五本店に向かう。安井さん、大野さんから日本酒一本ずつ提供の申し入れが入り、日本酒5 本買う予定が3本に予定変更。幹事として提供は本当に助かる。

 伊勢五では、福島県南会津の花泉活性純米にごり酒・茨城県筑西市の来福純米吟醸超辛口・長野県上田市の亀齢ひとごこち特別純米 無濾過生原酒を購入。

 今回の参加者数は20 名。毎回23 名前後の参加数で部屋が狭く感じていたが今回は余裕が感じられる。冷房もよく効いている。いつもは暑く感じられるのだがとの思い・・・

 定刻になり1 名未到着だが、恒例通り初参加の平成6 年卒の橋本さんの挨拶と乾杯の音頭で会が始まる。飯塚さんに東進会総会を欠席して出席した海外の会の話を具体的にお話してくださいとお願いし、飯塚さんがそれに応じてくれた。彼の活躍は世界的なのだと思った。東進会の会長として今後の活躍を期待する。

 日本酒は花泉活性純米にごり酒から始める。活性酒の開栓には以前失敗したので慎重にした。無事に開栓。しかし活性酒にしては炭酸ガスの出が少なく感じた。故にぴりっとした感じが薄い。でもそれほどの甘さはなく度数も高いので飲みやすい。茨城のお酒として笠間の来福純米吟醸超辛口を飲む。日本酒度+18 なのでかなり辛く感じる。純米吟醸なのにそれほど香りくさくない。私は香りがキツいのはあまり好きではないのでこの酒はおいしく感じた。亀齢ひとごこち特別純米酒は長野上田市の古い酒蔵で、長野県では結構おいしい酒がある場所だと思っていたのと、お店の人が日本酒度-1 度で甘い酒ではあるがきれが有りそれほど甘さを感じさせないと言うことで購入したが、酒のきれがあまり感じなかった。それ故甘さが残る感じ。大吟醸 筑波 天平の峰は、単価は一番高いが、それ相当な味わい。酒のきれがある。飲むと雑味が少ない。吟醸酒独特の香りもなく飲みやすい。本当においしい。今日一番の酒である。男山生もと特別純米酒は単価が安くそれなりにおいしい酒である。男山の純米酒旭川の酒で北海道料理の「うおや一丁」で必ず飲む酒で結構おいしい。今回は私に廻ってこなかったような気がする。

 

料理

前菜:広島菜の漬け物・里芋の蕗味噌掛け・蛸のカルパッチョの三種

佐久の鯉のあらい

鶏の焼き鳥と鰻肝の串焼き

茶碗蒸し

う巻きのキノコあんかけ

鰻重

 

 佐久の鯉はさっぱりしていて本当においしい。夏に鯉の洗いはおいしい。私は鰻肝が好きなので、本当においしく食した。メインは鰻重。ここのは、たれが甘くないのが良い。毎年ここでやるよう要望が多いのはこの味だと思う。

 いつもならお土産の注文とりが入るのだが、なかなか始まらない。参加者の奥さんが期待して帰りを待っているのはおいしい鰻なのだ。お店の人に催促をする。なかなか要領が得ない。長戸さんが気を利かして注文とりを手伝う。

 楽しい時は時間のたつのが早い。若い橋本さんが入ったせいかどうかいつもの会がさらに賑わいを増す。20 名で5升の酒が空く。しかもみんな元気。集合写真を撮って終わりとなる。